みんなの部屋


「認知症高齢者の事故・トラブル」に関する
読者アンケート(N=22) 
実施期間 2024/12/10~12/20

※回答は読みやすいように加工、編集しています。


【回答者内訳】


Q:認知症高齢者の事故・トラブルに関して、
  職場での対策は十分だと思いますか?


Q:「認知症高齢者の事故・トラブル」で思い浮かぶこと
  →対策、課題など

転倒(特養/施設長・管理者)

 【課題】配置基準の少なさ

転倒、転落、徘徊、窒息、異食(特養/施設長・管理者)

 【対策】転落防止のためのセンサーマット設置

認知症高齢者の方が他のご利用者を叩く、または女性職員の身体に触れる等の行為がありご家族に報告するが、ご家族が認めない(特養/施設長・管理者)

 【課題】指針や方針がしっかりと出来上がっていない

徘徊による行方不明、他利用者との口論(特養/看護・介護長)

 【課題】専門職、介護とのカンファレンス開催のスピードが課題

転倒、誤嚥、窒息(特養/事務長)

 【課題】事前のリスク管理が徹底されていない

ゴミ出しの曜日を間違えて近所とトラブル、早朝に近隣の家のチャイムをならす、買い物の配達を頼んだのに自分は頼んでないと言い張る(特養/ケアマネ・相談員)

 【対策】市役所との情報共有で役所からも家族に伝えてもらう

他利用者に干渉し過ぎる(元の職業柄、上の立場で指図をする傾向が抜けきらない。相手が認知症だと言っても受け入れず言い続け、利用者間だけではなく職員ともトラブルになる)/男性利用者による女性職員へのセクハラ言動(直接介助の際に多いため、マンツーマンの状況でもあり、認知症がある利用者の場合、職員からの報告だけでは証拠としてご家族への報告、対処が難しい)/職員への不満などを個人が所持する携帯電話で警察などの外部機関に相談してしまう(特養/ケアマネ・相談員)

 【課題】対象者も多少認知症があるものの、職員が正論ばかり言い、自身の考えや対応を変えようとしない。全員で統一した対応が出来ないため状況改善が図れない

異食、転倒、利用者同士のトラブル(特養/ケアマネ・相談員)

 【課題】人手不足、チームワークの乱れ

徘徊による行方不明、利用者同士の暴力行為(老健/施設長・管理者)

 【対策】散歩の機会や楽しみの機会を増やすことで居心地の良さを感じていただく。利用者間のトラブル予防のために、共に同じ活動が出来る機会をつくり、顔見知りの関係を築く

 【課題】カンファレンスやチーム内での連携の不足、本人の包括的なアセスメント不足

認知症利用者へのご家族の理解と人員体制等による施設の考えに乖離があり、物を紛失したり、転倒等の事故に対して一方的に施設側に責任と賠償を求められる(老健/施設長・管理者)

 【対策】入所前や入所後、施設からご家族に対し認知症を理解してもらえるような説明をする

 【課題】遠方の家族には、なかなか施設での状況等の説明ができず、発生したトラブルだけを問題として捉えられ、責任を追及される

ショートステイ利用中の方が夜間、他の利用者の部屋の窓から外に出てしまった。出た個所を確認すると、寝たきりの利用者の部屋の窓のストッパーが壊れ、よじ登って出られた後の靴跡が残っていた。窓をガタガタさせてストッパーを壊されたと思われる。夜間は玄関は施錠しており、各部屋の窓は換気用に20㎝程しか開かないようにストッパーをつけ、30分おきにタイマーをかけ所在確認していた。利用者は施設から車で7分ほどの道路わきで施設職員が発見した(老健/看護・介護長)

 【対策】窓のストッパーが緩んでいないかの確認を毎日していなかったため、夕方に確認するようにした

 【課題】ショートステイは何度か利用されており、そのたびに帰宅願望があり出口を探されていた。30分ごとの所在確認では不十分。見守りシステムの導入が間に合っていないことも課題

喧嘩、不眠、転倒転落、異食、誤飲、離設(老健/ケアマネ・相談員)

 【課題】人員の問題、居室を変えようにも変える先がない

転倒による骨折、異食(老健/介護職)

 【課題】いろいろな職種がいるものの、現場で認知症高齢者をメインでケアするのが介護職という認識が根強い。また、介護職員の体制がギリギリ以下であることもめずらしくない

私物の紛失、転倒事故、送迎時間の遅れ、家族への説明不足によるクレーム(通所系サービス/看護職)

 【課題】報告書が感想文と個人の反省文になっており、全体での話し合いや研修がなされない

転倒事故、金銭トラブル、離設、虐待人権侵害、異食、私物管理(紛失)、疾病の発見遅れ、誤嚥事故(通所系サービス/施設長・管理者)

 【課題】対策しているし職員の意識も高いと思うが、事故後の検証で「防げた」と思う事があるため、危険予測が足りなかったと思う。また、危ないと思う事を取り上げるだけでは出来ることも奪ってしまうため、自立支援との境界線、見極めの難しさがある

帰宅観望による徘徊、異食、転倒、奇声、入浴拒否、排泄困難(通所系サービス/施設長・管理者)

 【課題】人材不足

お迎えを忘れてしまい家族より連絡が入る、私物の紛失、転倒(通所系サービス/看護職)

 【課題】スタッフ数が少ないまま、無理に業務を回している

転倒、暴言(通所系サービス/施設長・管理者)

 【対策】利用者の席を配慮することで転倒を予防、情報共有を頻回に行う

経鼻経管チューブ挿入者の身体拘束に対する職員の理解・対応の差(介護医療院/ケアマネ・相談員)

 【対策】「ミニぬいぐるみ」を手掌につけていただく

 【課題】四六時中一人の方に付き添える人員配置ができない

転倒・異食・収集・物を壊す(グループホーム/施設長・管理者)

 【課題】職員が「忙しい」を言い訳に、どうしたら改善できるか等を考えていない。決められた対策を行わない

便いじり、帰宅願望、夜間せん妄、異食など(小規模多機能/施設長・管理者)

 【対策】ジャージの紐を結んで、手が入らないようにする

 【課題】拘束になるため予防策がとれない

徘徊(その他)

 【対策】要因の洗い出し

 【課題】関心、ゆとりの不足

Q:「認知症高齢者の事故・トラブル」で困っていること

認知症の悪化

認知症の人の尊厳に関して。共生社会の実現を推進するための認知症基本法で尊厳に関して明記されているが、では、施設に入所している認知症の利用者が家に帰りたいという希望があれば、どのように考え対処するのかなどを考えていかないといけないと思う

ケアの度に奇声をあげる

対策を立ててもそれに対応する人員がいないことがある

外部に電話をしてしまう。フロアから施設宛に電話をかけ、不満を言う

経鼻経管チューブ挿入者の身体拘束に対する職員の理解・対応の差

スタッフが少なく、トイレ介助に1人入るとフロア監視が誰もいなくなる場面が多い

転倒と損害賠償

徘徊したり、物をいじったりする方に対して、他利用者が過敏に反応してしまうため、何もしていないのに職員がその方を監視しているような状況になってしまうこと

排便したことを覚えておらず、下剤を欲しがり、結果下痢をしてしまう

事故を起こさないように歩かせない、スピーチロックが起こる

夜間大声をあげて、周囲の利用者に迷惑をかける

夜間も自由に過ごしてもらいたいが、周囲へ影響を及ぼすため薬剤に頼ることになると調整が困難

意思疎通が中々取れないのでコミュニケーション不足に陥ること

離設

施設内での対策や研修が進められていない

本人の意思に反しての入浴など、強い反抗にあうことが多い

Q:「認知症高齢者の事故・トラブル対策」で参考にしている
  資料、文献、教材、HPなど

パーソンセンタードケアの「おひたし」

認知症施策推進関係者会議のホームページ

安全な介護発行のメルマガ

完全図解介護リスクマネジメント(講談社刊)

身体拘束廃止に関するネット情報

認知症に関する記事など

自社で作成した認知症マニュアルを参考にする程度

介護人財や認知症ケア等の書籍は参考になせていただいています

安全な介護

Q:「介護人財」および「学びの窓」について、
  ご意見やご要望などがございましたらご自由にお書きください

現場で悩む方へ専門的知識の習得に貢献してほしい

中途採用者への対応

報酬向上への取り組み

尿路感染症対策の取り組み

参考になる内容が多いものの、なかなかじっくり見る余裕がない。最近では研修動画などを活用する事が多くなり、今後も有益な情報がないか、冊子やメールをチェックしたい

ワンオペレーションで、複数人の安全を確保する方法

いつも参考にさせてもらっている

ICTの活用により生産性向上を目指している。介護士の手順の確立や習熟度への対応方法を研修動画にまとめてほしい

仕事しやすい環境作りについて